犬と泊まれるホテルのレビュー・百名城巡りも☆彡

百名城スタンプラリー 2城目**月山富田城(65番)


松江城に行って ドッグリゾートホテル狗賓へ戻る途中、ついでにもう一個くらい百名城スタンプを手に入れたいってことで、地図を見る限り近くにある「月山富田城」へ行くこととしました。


松江城からは車で40分程、ドッグリゾートホテル狗賓まで50分ぐらいの場所にあります。

この「月山富田城」ですが、おバカな私たちは「つきやまとみたじょう」と読んでしまい、頭の中クエスチョンであふれる状態でした。

-聞いたことないぞ
-ほんまに名城なんか?
-100個名城を集めるために無理やりリストに加えた城ちゃうか?


などなど失礼極まりないコメントです(笑

そして「日本100名城に行こう 公式スタンプ帳」をもう一度じっくりとみると
「がっさんとだじょう」と読むことが判明、、おおおおおお「がっさん」と言えば黒田官兵衛に出てきた戦国大名尼子のお城ではないですか!! そう、毛利氏に滅ぼされる以前、中国地方の覇者であった尼子氏です。有名やん!!

と、態度急変(笑 

 
戦国時代はこのお城の地域一帯が正に中国地方の中心地であったということなのですが、お城に向かう道の両側にはひたすらのどかな山間の田園風景が広がっています。

車を走らせていると、月山富田城と思しき場所が遠くの山の上に見えてきます。何とも言えない不思議な風景でワクワク感が出てきました。

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ワクワク(笑

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「つきやま」などと読んでたくらいなので下調べもせず、駐車場探しに苦労しました。どこに車を止めればよいかとウロウロ、ウロウロ。月山富田城は巨大な山城なのです。

山城の中腹にも駐車場があると帰ってから知りましたが、公式にはふもとにある「広瀬の道の駅」に車を停めることになっています。下の写真は駐車場近くにあったお城の案内図。大きさが分かってもらえると思います。

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「広瀬の道の駅」の隣に安来市立歴史資料館があり、その中に百名城スタンプが置いてありました。

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無事スタンプを押して記念撮影。次はモモウメと攻城です!!

登り口はいくつかあるようなのですが、私たちは安来私立歴史資料館のすぐ近くある尼子興久の墓の脇に入口のある道から登って行きました。グーグルマップにも表示されてない小さな小道です。




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その登り口にひっそりた佇む尼子興久の墓。とても小さなお墓で、尼子滅亡の悲しい歴史が体現されているかのようです。この道は近年整備されたそうで階段状になっているのですが、結構きっついです。てくてく登って三の丸へ。

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途中でモモがお疲れのようで、抱いて上りました。結構きつい・・・。でも頑張って登った甲斐あって、素晴らしい風景でした。ベンチがあったりして下の風景を楽しむことができます。

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この先の「七曲り」と呼ばれる軍用道を歩いて、かなり先まで行くと本丸があったのですが、ここが限界でした。若いウメポンは嬉々と登っておりましたが、モモたんはちょっとダメでしたネ。お疲れ。結局、帰りも抱きかかえて降りることに。

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月山富田城は16世紀後半の尼子氏滅亡後も城主を変えながら使われつづけましたが、江戸時代初期に当時の城主、堀尾忠晴が松江城に移る際に廃城となりました。その後、山陰地方の中心地は松江に移ることになります。

今は石垣以外は城の建物は残っていないようですが、その寂しげな風景とかつての隆盛を忍ばせる山城の大きさが、尼子氏興亡の歴史を感じさせてくれる味わい深い場所です。