犬と泊まれるホテルのレビュー・百名城巡りも☆彡

大阪キャンピングカーショー2024に行ってきました

大阪キャンピングカーショー2024


先週インテックス大阪で開催されていたキャンピングカーショー2024に行ってきました。年に2回ほど開催されています。もちろん東京ほど規模は大きくないけど西日本では最大規模です。


今回はインテックス大阪の1号館、2号館、3号館で開催されていました。前回はたしか4号館、5号館のみだったと思うので場所的には広くなったのかな?

お値段は当日券が1200円ですが、各ビルダーさんが配布している優待券を使うと700円になります。前回は800円だったので安くなってる?(インフレなのに何でや?^^)

<桧山さんのトークショーやってましたよ>


キャンプグカー業界の全体的な盛り上がり度合いはどうなんでしょうか?コロナが明けてキャプブームは去ったと言われていますが、それでもキャンピングカービルダーは工夫をこらした新モデルを出してきたビルダーも多かったようです。

 

ナッツRV

ナッツRVさんは流石に一番大きなブースでした。目を引いたのがFIATベースのモデル。そして目立つところに展示されていたのが売り出し中の小さめキャブコン、Jeepney。

キャブコンは年々高機能化が進み、価格も高騰していますので、なかなか手が出づらくなっている上、免許制度の関係で今の若者の普通免許では標準的なサイズのキャブコンには乗れなくなっています。Jeepneyはサイズと価格の両方を抑えて若年層も狙っているのでしょうか。




アネックス

キャブコンのリチウムバッテリーを三元系からリン酸鉄に変更したアネックス。社員さんを捕まえて電装系についていろいろ質問をしてみました。

 

アネックスとしては「従来の三元系のバッテリーでも安全性には何ら問題はないと考えているが、マックレー社の三元系バッテリー火災事故もあってユーザーの不安も高まっているので、リン酸鉄系へ変更した」とのこと。(和牛の水田似のお兄さんが丁寧に説明してくださいました)

昨年のキャンピングカーショーではアネックスの社員さんが「リン酸鉄はエネルギー密度が低くなるので、同サイズ・同重量で比較した場合に大容量化が難しくなるため三元系を使っています」とおっしゃってたので、その点について質問すると、今回のリン酸鉄系への変更で電池容量はやはり半分くらいになってしまっているとのことでした。この辺りについては、「三元系に対する懸念がユーザーの間で広まってしまったので、不本意ながら変更するしかなかった」というのがアネックスさんの本音のようです。水田似のお兄さんもなんだか変更自体が不服そうなお話のされ方でした。

昨年のキャンピングカーショーのお話はこちら↓

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オプションを選択すれば電池を大容量化することも可能だそうですが、その場合は追加バッテリーを置くためにリアの収納スペースをかなり割かないといけないので、荷物の収納量がかなり落ちてしまうようです。


今回採用されたリン酸鉄系バッテリーの電装システムはVictron Energyというオランダの会社のものを採用したようで、アネックスと同じLACホールディングスの傘下LAC RVセンターがこのシステムを取り扱っているようです。(少し調べるとAEPジャパンという会社も取り扱っているようなので、日本で独占販売権を持っているわけではないのかな?)

 

アネックスのキャブコンは細部まで考えて作りこまれていますが、私たちも唯一気がかりだったのが、バッテリーが三元系であることでした。同じように思っていた人も多かったのではないかと思いますので、これから更にアネックスのキャブコンの人気が高まっていくかもしれません。


AtoZ

車体が横にせり出して室内が広くなる「スライドアウト型」のキャンピングカー。YouTubeの海外の動画では何度か見たことがありましたが、ついに日本のビルダーでスライドアウト型のキャンピングカーを作るところがでてきました。


AtoZさんのスライドアウト型キャンピングカー↓

AtoZ スライドアウト キャブコン

AtoZスライドアウト キャンピングカー


これは海外のスライドアウト型キャンピングカー ↓


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詳しく中を見てみたかったものの、かなり混雑していたので残念ながら入ることができませんでした。車体右側の側面が約50センチ横へせり出すらしく、室内空間としては横幅は25%ぐらい増えるイメージのようです。

あと、今回は何故か展示がなかったようですが、ダイレクトカーズも最近スライドアウト型のキャブコンを発表したようです。今後このスライドアウト型のキャブコンは一般化していくのでしょうか?

 

バンテック

いつもはナッツRVさんと並んで最大規模のブースを使ってるバンテックさんですが、今回はそれほど大きくない展示。場所も一番奥の3号館の中の一番奥。目立たない場所に追いやられているのか?と思ってしまいましたが、イベントステージの近くなので動線的にはOKだったのかな?

バンテック 大阪キャンピングカーショー2024

バンテック 大阪キャンピングカーショー2024

それでも何故か今一つ派手さのない展示のバンテックさん。昨年リチウムイオンバッテリーシステムILiSを押し出した時ほどの勢いは感じられず、商品ラインアップも増えていないので、他社さんと比べて盛り上がりに欠けた感じが否めません。静かに淡々と商談会が実施されていました。


他、バンコン

今回はバンコンも少し見学したかったのですが、バンコン最大手のトイファクトリーが何故か2台しか展示していませんでした。残念。どうしてでしょうね。大阪のキャンピングカーショーだから軽視されてしまっているのかな?

 

まとめ

今回も各社の創意工夫が沢山見られましたが、「スライドアウト型」のキャンピングカーがついに日本にも出てきたのにはびっくりです。果たして普及していくのでしょうか? 追随するビルダーが他にも出てくるでしょうか?今後が楽しみです。

 

一方トイファクトリーさんが2台しか展示されいなかったのが残念でした。一度岐阜の本社まで出向いて見に行こうかな。バンテックさんについてはラインアップに変化がなくて、ちょっと残念。いつか東京のキャンピングカーショーにも行ってみたいです。

 



ウメポンはお留守番でした

 

 

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ナッツRV 京都店訪問・・・キャンピングカー購入への旅

ナッツRV京都店 クレア見に行きました


キャンピングカー購入への旅。候補ビルダー3社、バンテック、ナッツRV、アネックスのうち最後にナッツRVさんの京都店に行ってきました。

ナッツRVさんの京都店。事前に調べるとGoogleレビューでの評価が何だかよろしくありません。諸先輩方のブログでもナッツRVは営業の態度が良くないといった書き込みが散見されます。ちょっと心配。

ナッツRV京都店はアネックスの営業所(キャンピングカープラザ大阪)よりも近くにあるのですが、こうしたことから何となく足が遠のいていました。今回意を決して訪問しようとしたのですが、ウェブサイトからの来店予約方法がよくわからず、結局電話で予約。(後でお聞きしたところ、お問い合せフォームのメッセージに予約希望の旨を書いて送信すればOKとのことです)


そして訪問しようとした時に気づいたのですが、サイト上に記載されている住所が間違っていたようで、少し迷いました。(ナビがセットが正しくできませんでした。来店後に店員さんにお伝えしたので、今は修正されているようです)

そんなこんなで訪問前からあまり印象が良くなかったナッツRVさん。恐る恐る訪問したのですが、対応してくださった営業の方はとても丁寧で穏やかないい感じの方でした。
ほっと一安心。こんなことならもう少し早く来ればよかった^^

 

ナッツRV京都店 場所が分かりにくかった!

営業さんのご説明も今までのビルダーさんの中で一番説明が分かりやすかったように思います。一つ一つ丁寧にご説明いただけましたので、この時キャンピングカーの色々な側面に対する理解度がかなり向上しました。

いくつかの車種を拝見させていただいた後、クレアで見積もりを作っていただきました。以前レンタルキャンピングカーお試し旅で1泊旅行したときに乗った車種で、バンテックのZiL、アネックスのリバティーと同等のキャブコンです。

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ということで、ナッツRVクレアの良いところ、残念なところのまとめ。

■ナッツRV クレアの良いところ

  1. ハイパーエボリューション(サブバッテリーシステム)
    何と言ってもナッツRVの一番の売り。高性能サブバッテリー・システム。急速充電が可能で、アイドリングだけでもエアコンが使えるという便利さ(長時間アイドリングするのは周りに迷惑になりそうですが)

  2. アルミパネルで軽量
    ナッツRVキャブコンの架装部分の外壁はFRPではなく、軽量のアルミパネルが採用されています。車体が軽くなっているので走行時の安定性に優れ、タイヤバーストのリスクも軽減されています(ただし、衝突時の強度はFRPより落ちるようです(後述))

  3. エントランスドアの使いやすさ
    クレアのドアは握りやすいドアハンドル、使い勝手のよいシェード、ゴミ箱が付いています。私たちが購入検討していた時点(2022年末ごろ)でバンテックのキャブコンが採用していたドアと比べると、クレアのドアのほうが断然使いやすそうです。

  4. エントランス入口が低い
    ナッツRVのキャブコンにはバンテックやアネックスには付いているエントランスの電動ステップがついていません。あれ?不便だな?と思ったのですが、営業の方のお話を聞くとステップは不要とのこと。なぜかというとエントランスの1段目がそもそも他社のものより低くなっているので、ステップが無くても楽に乗り降りできるからだそうです。

  5. ベッドの広さ・ウッドスプリング
    リアベッドもバンクベッドもZiL520と比べると広いです。リアベッドは常設2段ベッドタイプのナッツRVのクレアとバンテックのZiL520を比べても、クレアのほうが30㎝程度は広かったと思います。(その分マルチルームが少し狭くなっているのと車体全長がクレアのほうが少し長くなっています)。あと、リアベッド下に採用されているウッドスプリングも寝言地が良さそうです。

  6. デザイン
    アルミパネルの外壁ゆえに鮮やかなペイントが可能で、デザイン性が高くカッコいい(まあ、私たち的には特にこだわらないのですが)

 

■ナッツRV クレアの残念なところ

  1. 2段ベッドの上段の跳ね上げが不可
    クレアは2段ベッドタイプの場合も上段のベッドを跳ね上げることができません。1段目のベッドに座って着替えるといったことができませんので、利便性が落ちますし、圧迫感もあります。これは私たちの使い方を想定した場合、大きなデメリットになりそうです。

  2. セカンドシート幅が短い
    バンテックのZIL520、アネックスのリバティはセカンドシートが車幅一杯に広がっていますが、ナッツのクレアの場合はテレビ台があるため途中で切れていて、幅が短くなっています。セカンドシートにゴロンと寝転ぶことできません。また、私たちの場合セカンドシートが犬2匹の居場所になる可能性が高いので、幅が狭いのは使い勝手が悪そうです。ここはとても残念。

    ナッツRV クレアレイアウト(セカンドシート)

    ナッツRV クレアのレイアウト(セカンドシート)

     

  3. アルミパネルの強度問題
    上でも書いたように、外壁のアルミパネルは軽量である反面FRPよりも強度が弱くなります。

    バンテックの場合、エントランスドア横に犬をつないでおく「リードフック」を設置するオプションがあるのですが、同じものが出来ないかナッツRVの営業さんにお聞きしたところ「不可」とのお答え。理由はリードフックをアルミパネルに設置して犬をつないだら、犬が走り出したときにアルミパネルが変形するからとのことでした。

    これはアルミパネルの強度が如何に弱いかを如実に物語っています。アルミパネルは軽量ゆえに走行安定性が高く、タイヤバーストのリスクも低いのですが、反面衝突の際に車内を守る力が弱いということになります。どちらを重視するかは判断が分かれそうですが、横転やバーストは安全運転を心がけて、タイヤ空気圧に注意することで自分でリスクを下げることが可能です。一方、他の車に衝突されることは自らの注意では防げませんので、私たちは強度のほうがより重要という気がしてます。

 

■ナッツRVさんの営業の押しの強さ

ナッツRVさんを訪問したのは2022年の12月でした。実はこの1か月後にバンテックさんからリチウムイオンサブバッテリー(ILiS)の導入が発表されることになります。

この時点では当然そうしたことは知りませんので、バッテリーを重視するならナッツのクレア、それ以外を重視するならバンテックかなあという思いでした。バッテリー問題は当然すごく大きな要素なので非常に迷っている段階で、その場で決められるわけもなく、家に帰ってさらにじっくり検討するつもりでした。

ところがナッツの営業さんからはかなり強い感じの営業プッシュがありました。「今月中に契約して欲しい」「できればこの場で」という勢いの比較的強いトークでした。

推測するにこの時点でバンテックがリチウムイオンをもうすぐ導入すると知っていらっしゃたのかも知れません。1ヵ月後には幕張でキャンピングカーショーがあるので、バンテックがリチウムイオン導入を発表するとしたらその時です。実際にこの時点でそうした情報はバンテック社外にも漏れ始めていたようです。私たちとの会話から、今契約取ってしまわないとダメだと判断されていたような気がします。

もう1つ感じたのは会社の上層部から売上に関する強いプレッシャーを各営業担当者が受けているのではないかということです。最初に書いたGoogleのレビューも「お店に行ったものの、その場で買う気がないと分かった途端態度が豹変した」という内容のものがいくつかありました。私たちを担当いただいた営業の方はとても丁寧な方で全く問題なかったのですが、売上追求の強い姿勢が社風の中にあるのかもしれません。

■納期問題 ナッツRV・アネックスは1年、バンテックは4~5ヶ月

ナッツRVさんの場合、納期はこの時点で発注から約1年後の見込みとのことでした。つまりこの時2022年12月なのですぐに決めても納車は2023年末。この点はアネックスのリバティーもほぼ同じですが、バンテックは「即納宣言」を謳っていて、4~5か月というお話でした。

バンテックもそろそろリチウムイオンサブバッテリーを導入するのでは?ということは私たちも感じていました。もしそうであるならば、もう少し待ってみたほうが良いということになり、更に迷うところです。

ということで候補3社全てに訪問してお見積、納期情報などなど揃った感じです。さあ、どうすべきかなあ?


 

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アネックス キャンピングカープラザ大阪訪問・・・キャブコン比較 リバティ52DB

アネックス リバティ52DBを見に行きました


キャンピングカー購入への旅。有力候補はバンテックとナッツRVなのですが、アネックスもまだ完全には捨てきれません。大阪府茨木市にあるアネックスの直営店「キャンピングカープラザ大阪」に行ってきました。以下のサイトの「商談予約」から事前予約を取っての訪問です。

アネックスさん キャンピングカープラザ大阪

アネックスさん キャンピングカープラザ大阪のサイトより



場所は始めて行ったキャンピングカーショーの会場、万博公園のほど近く。比較的近年になって開発が進んだ丘陵地帯の「彩都」の中にあります。環境がとても良いところですね。敷地はかなり広く、キャブコンからバンコン・軽キャンまでキャンピングカーが沢山並んでいて、ドッグランまで併設されています。

そういえば以前キャンカーショーでアネックスの営業さんが「ドッグランもありますし、遊びに来てください」っておっしゃってました。でも、商談して見積もりも出してもらう予定なので、ウメポンは家でお留守番です。




担当して下さった営業さん方はとても人あたりのいい、穏やかな方でした。いろんな車を見せていただいたあと、キャブコンのリバティ52DBで見積を作ってもらいました。

 

アネックスさんのサイトより LIBERTY 52DB

アネックスさんのサイトより LIBERTY 52DB



これまでの検討で、バンテック、ナッツRVを差し置いてアネックスを最終的に選択する可能性は低いと思っていたのですが、実際にアネックスの車を見ると、細部まで深く考え抜かれて設計されているのが改めて分かり、心が揺れます。


■アネックス・リバティ52DBの良いところ

  1. バンクベッドの展開がとても簡単
    引き出し型のバンクベッドになっているので、簡単にベッド展開できます。この点はバンテック、ナッツRVより明らに優れているように思います。(もしかしたら、寝心地が違うのかもしれませんが)

  2. セカンド・サードシート部分をフルフラットにする際のテーブル収納が簡単
    バンテック、ナッツRVの場合、テーブルをよっこいしょっと外してからシートの下にテーブルを挟み込む重労働が必要ですが、リバティーの場合はテーブルが油圧式の1本脚で立っているので、上部を押し下げるだけでOK。この労力の違いはかなり大きそうです。(但し、テーブルの油圧式脚が太い、且つ床から外すことができません。邪魔に思う人もいるかもしれません)

  3. 床暖が気持ちいい
    本格的な床暖房が付いています。訪問したのが寒くなり始めた11月だったので、足裏に直接伝わる暖かさがとても気持ちよかったです。バンッテク、ナッツRVにはない大きな強みです。

  4. セカンドシートは車幅いっぱいに横幅をとっている
    これはバンテックのZiLも同じですが、ナッツRVさんはセカンドシートの左端が途中で斜めに切れ込まれていて短くなっています。私たちの場合、おそらく犬の主な居場所がここになるので車幅いっぱいのシートが望ましいです。人間もここでゴロンと寝ることもできそうですし。

  5. 細かいカスタマイズや造作に対応してくれる。
    これは「キャンピングカープラザ大阪」がアネックスさんの直営店だから故だと思われますが、工房が店舗内にあって内装の加工などの相談にはかなり柔軟に応じてもらえるようです。例えば、テーブルにカップフォルダを追加したい時などはすぐにやってくれるとのことでした。

    先達の方々のブログ情報などによりますと、バンテックさんの場合はこの辺りの柔軟性がなく、基本的に車内の造作は自分でDIYする必要があると考えておいたほうがよいらしいです。

 

キャンピングカープラザ大阪さんのサイトより 工房が充実してます

キャンピングカープラザ大阪さんのサイトより 工房が充実してます



 

■アネックス・リバティ52DBの残念なところ

 

  1. リアベッドの上の段が全面跳ね上げ式

    リアの2段ベッドの上の段は跳ね上げて空間が広くできるほうが望ましいです。ナッツRVのキャブコンは跳ね上げ自体ができません。バンッテクのZiL520、アネックスのリバティ52DBはいずれも跳ね上げできるのですが、ZiL520がベッド中央部のみが跳ね上がって左右両端は固定されているに対し、リバティ52DBはベッドの全面が跳ね上がります。これはZiL520のほうが使い勝手が良さそうです。何故ならベッド上の段は荷物置場になる見込みなので、全面跳ね上げの場合は、荷物を一旦すべてどこかに移動させないと跳ね上げられないからです。私たちの使い方を想定した場合、この違いはとても大きそうです。

  2. リチウムバッテリーが三元系

    なんといってもアネックスのキャブコンの弱点はこれだと思います。アネックスは安全性の点でリン酸鉄系よりも劣るとされる三元系のリチウムイオンバッテリーを採用しています。この点は、どんなに大丈夫だと営業の方に言われてもやっぱり心配です。「どうして安心なのですか?」って聞いたんですが「安心できるメーカーのバッテリーだからです」と言われました。いやいやいや、不安だって・・・と思っていたら、この訪問の2か月後に三元系リチウムを搭載したマックレー社のキャブコンが爆発炎上する事故を起こしました。しかも、事故を起こしたマックレー社のバッテリーメーカーはアネックスのものと同じ!

    ※この記事は2022年11月を振り返って書いています。2024年1月にリバティーのバッテリーも三元系からリン酸鉄系に変更されました。


※後にキャンピングカーショーでアネックスの社員の方にこの辺りのことを詳しく質問する機会がありました。その時の話は以下記事でご紹介しています。

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■アネックス・リバティ52DBの評価まとめ

細部まで考え抜かれて便利に設計されている点はとても素晴らしい。カスタマイズが柔軟にできそうなのもよさそうです。でも、ベッドの「全面跳ね上げ」は私たちにとっては大きなデメリットです。そして、なによりもネックになるのはやはりバッテリーが三元系であること。他がどんなに素晴らしくとも、この点でどうしてもアネックスに決めるのは難しいかなと改めて思いました。

次はナッツRV京都店さんに行ってみたいと思います。



 

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<犬旅でもキャンカー旅でもない番外編 >サンダーバードが敦賀止まりになる前に。金沢日帰り旅行

キャンピングカー購入の話は一旦お休み。

もうすぐ北陸新幹線が延伸されて福井県の敦賀市までやって来ます。金沢は北陸新幹線で東京とつながったことで観光客が増えて盛り上がっているそうで、金沢・敦賀間の地域でも新幹線延伸を心待ちにしている人も多いそうです。


明治時代に鉄道が普及する以前、北前船が日本の物流の大動脈であったことから、その主要な寄港地であったこの地域はとても経済的に潤っていたそうです。鉄道ができてからは北前船の恩恵はなくなったものの、関西や名古屋の都市圏から鉄道でアクセスできるようになり、たくさんの温泉がある加賀温泉郷地域には多くの観光客が訪れて、地域経済を支えてきたようです。

今回新幹線が延伸されると、大阪・金沢間の特急サンダーバード、名古屋・金沢間の特急しらさぎは共に福井県の敦賀までとなり、その先の加賀温泉郷や金沢まで行くには、敦賀で新幹線への乗換が必要となります。新幹線開通で関西・名古屋からはむしろアクセスが悪くなってしまいます。

多くの温泉地がある関東圏の人が、金沢を越えて加賀温泉郷まで新幹線でやってくるとは考えづらく、地元の人の中にも新幹線開通が喜ばしいのかどうか微妙な感じがするという声もあるらしいです。

福井県の勝山市には世界屈指の恐竜博物館「福井県立恐竜博物館」があり、新幹線開通で関東圏からの来客増が期待されているそうですが、福井駅からさらにローカル鉄道ととバスを乗り継いで1時間以上、東京からはトータル6時間以上かかるらしく、来客増につながるかはこちらも微妙な感じです。博物館自体は世界三大恐竜博物館のひとつと言われるぐらい、とても素晴らしい展示がされているのですが。


こんなことを徒然と考えていて思い立ちました。新幹線が延伸されてサンダーバードが敦賀どまりになる前に金沢へ旅行しなければ!

ということで金沢へ日帰り旅行に行ってきました。

 

 

朝早くにサンダーバードで出発すると11時2分に金沢駅に到着します。


近江市場・・・じもの亭

思いつきのノープラン旅ですが、お昼時についたのでまずは金沢駅から歩いていける近江町市場へ。

この時は能登半島地震の1か月後でした。まだ客足はあまり戻っていなかったようです。3月になると「北陸応援割」という観光支援が始まるそうなので、それ以降は観光客もまた増えるかもしれません。


特にお店も決めていなかったのでGoogleレビューで評価の高い「じもの亭」というお店を選んで入りました。「人手不足のためお待ちいただくことがあります」という貼り紙がされてましたが、それほど待つことなく席へ案内。

あとで知ったのですが、ここは凄い人気店だそうです。普段ならなんと30分待ちの行列ということもあるとか!すぐに入れて超ラッキー。人気店にも拘わらず、お値段は周辺の店よりむしろ少しお安めな感じがしました。


お決まりの海鮮丼を注文しましたが、めっちゃくちゃ美味しかった!超満足。
でも周りの地元民とおぼしき方々を見ると定食を食べていた人が多かったようです。次に行くことがあればぜひ定食を食べたいです。だって、、、定食にはカニ入り茶碗蒸しが付いてますもの。

金沢城と兼六園

今まで数えきれないほど金沢城&兼六園へは行ってますが、定番なので今回も行ってみました。金沢城公園も兼六園もワンコNGのため、当然ウメポンは家でお留守番。

金沢城の中を抜けて、兼六園を一周ぐるっと回る簡単コースにしました。じっくり見て回ると数時間かかりそうです。

 

 

成巽閣

今回の金沢訪問の目玉でした。江戸時代末期に前田家当主が母上様のために建てた御殿なそうな。兼六園を挟んで金沢城の反対側、東の端にあります。加賀百万石の豊かさを凝縮したような建物&展示物でした。素晴らしかったです。


内部は写真撮影NGのため入口のみ


成巽閣(せいそんかく)のパンフレット

成巽閣(せいそんかく)

成巽閣(せいそんかく)



まとめ

以前はJR西日本の企画である「カニカニエクスプレス」でサンダーバードを幾度か利用して加賀温泉郷まで行ったことがありますが、いつの間にかこの企画は日本旅行扱いになったようで、利用しなくなりました(コロナ禍のせいかな)。

と言うか、よくよく考えたらサンダーバードに乗って金沢まで行ったことって一度しかないかもしれません。金沢にも加賀の温泉郷にも車で行くことが多かったですしね。
と言うことで、日帰り数時間ではとても網羅できなかった金沢観光。キャンピングカーを買ったら、犬連れでまた行きたいと思います。

 

サンダーバード金沢発大阪行

サンダーバード金沢~大阪


お土産の地酒と九谷焼。加賀鳶が特に美味しかった(夫)

金沢の地酒と九谷焼

金沢の地酒と九谷焼

 

バンテック キャブコン比較 ZiL(ジル・ジル520・ジルノーブル)/ Corde(コルドバンクス・コルドリーブス)バンテック京都再訪問

バンテックのキャブコン比較


レンタカーでのお試し旅でキャンピングカー購入する決心がほぼついたので、次はビルダーと車種の選定です。

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レンタルキャンピングカー店のお兄さんから「バンッテクかナッツがいいよ」とのアドバイスを受けましたが、私たちもそれまでの検討でバンテックかナッツが良いのかなという印象を持っていました。有力選択肢はほぼ2つに絞られてきましたが、アネックス・リバティもまだ捨てきれないので、それぞれの店舗に実車を見に行くことにしました。

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実はレンタルキャンピグカーお試し旅の前に、バンテック京都さんには一度行ったことがありました。休日のお出かけの帰り道に思い立って「行ってみようか」と立ち寄ったのですが、突然の訪問にもかかわらず営業のお兄さんはとても丁寧に対応くださいました。

その時、キャンピングカー購入目的が「犬と一緒に旅すること」だと伝えると「それならばZiLがお勧めですよ」とのお話を頂いて、車の中を少し見せてもらっていました。今回は、その後の情報収集とレンタルキャンピングカーお試し旅を経て再度の訪問になります。


センターエントランス(前入り)VS リアエントランス(後入り)


バンッテクのキャブコンは大きく分けると
 ①出入口ドアが車両中央付近にあるセンターエントランスタイプ
 ②後方にあるリアエントランスタイプ

の2つに分かれます。それぞれ室内レイアウトが以下のよう感じです。まずは、このうちどちらにするのか?を決めなければなりません。

・センターエントランスタイプ(出入口ドアが車の中央付近)

 バンテック Corde Bunks レイアウト

センターエントランスのレイアウト(Corde Bunks)バンテックさんより

・リアエントランスタイプ(出入口ドアが車の後方)

バンテック ZIL520 レイアウト

リアエントランスのレイアウト(ZiL) バンテックさんより


バンッテックには、それぞれのタイプごとに2~3の車種があって、私たちの検討対象になるのは合計で以下の5種類になります。

センターエントランス
  1. CORDE Bunks : 全長4980mm、 常設2段リアベッド
  2. ZiL520: 全長5160mm、常設2段リアベッド
  3. ZiL Noble: 全長5160mm、常設ダブルベッド
リアエントランス
  1. CORDE Leaves: 全長4980mm、常設ベッドなし
  2. ZiL: 全長5160mm、常設ベッドなし


「リアエントランスタイプ」はナッツRVさん、アネックスさんには無いので、もしリアエントランスタイプを選択する場合は、ビルダーはこの時点でバンテックさん一択になります。

リアエントランスタイプはドアを入ってすぐの場所を小さな土間のように使うことができるので、私たちの場合は犬の脚を拭いたりするのに便利そうです。また、リアエントランスのほうがセンターエントランスタイプと比べると、部屋がとても広く感じられるのも大きな魅力です。

 

一方でリアエントランスは収納スペースがあまりないのが弱点。センターエントランスの場合は、リアベッド下に広い収納スペースがある上、常設2段ベッドの上の段は収納スペースとして使うこともできそうです。収納力を重視するなら断然センターエントランスです。

リアエントランスが広く感じられる理由は2つあって、1つはこの「収納スペースの少なさ」とのトレードオフ。もう1つは常設ベッドがないので開放感があることです。常設ベッドがないということは、テーブルが設置されているダイネット部分を就寝前に毎回ベッドに作り直す「ベッド展開」の手間が必要で、これもトレードオフの関係ということになります。

夫はリビング部分が広々していて気持良さそう!と第一印象ではリアエントランスに魅かれていました。一方で、私は着替える時などのプライバシー性を確保したいので、常設リアベッド部分が囲われていて外から見えにくくなっているセンターエントランスにメリットを感じます。

どちらも一長一短で、これは決めるのがとても難しそうです。

この辺りのところまで、キャンピングカーショー視察、バンテックさんの第一回目の訪問、レンタルキャンピングカーお試し旅の行程を通じてずっと考え、迷っていました。

そんな中である日、とあるYouTube動画でバンッテクさんの「補助マット」なるオプションが紹介されているのを発見! なんと、センターエントランスタイプのZiL520に補助マットを付けると車内のダイネット部分のフラットスペースをある程度広げることができるようです。夫はダイネット部分に気軽に心地よく寝そべれそうな点でリアエントランスに魅かれていたのですが、このオプションを使えばセンターエントランスでもある程度「寝そべりスペース」を作れるはずです(後でこれが誤算だったと判明するのですが・・・)。

私たちは「犬用のバギー」なども積む必要があるので、収納力はやはり欲しいです。寝そべりスペースが補助マットで一定程度実現できるのであれば、センターエントランスのほうが断然良くなってきます。この時点で、ほぼセンターエントランスに決まりました。

センターエントランスの車種は上記の通り3つですが、ベッドを別々にする私たちの場合、ダブルベッドのZiL Nobleは選択肢から外れます。

残る選択肢は「Corde Bunks(コルドバンクス)」か「ZiL520」ということになります。

コルドバンクスは全長4980mm、ZiL520は5160mm。全長が18cmほどZiLシリーズのほうが長くなっています。この18cmは主にマルチルーム(トイレ等を設置する部屋)の広さとリアベッドの幅の違いになっているようです。ZiLのほうが室内が少し広い一方、コルドのほうが運転や車庫入れが楽でお値段も少し下がります。

この辺りまで考えた上でアポを取ってから、バンテックさんに「見積もりを作ってもらう」ために2回目の訪問をしました。前回対応してくださったお兄さんが今回も対応して下さいました。


最初にキャンピングカーショーに行った2019年頃に、友人が購入したバンテックのキャブコンが総額約1000万円と聞いて腰を抜かしたのですが、それから数年間でさらにキャブコンは進化しているらしく、今やオプションを全く付けない段階で1000万円を超えているそうです。何とも恐ろしい。

値上がりの大きな要因のひとつは後輪のタイヤの違いです。2019年頃は旧型のトヨタ・カムロードがベースになっていて後輪がシングルタイヤだったのですが、今はダブルタイヤです。重量の重いキャブコンは特に後輪がバーストしやすく、シングルタイヤの場合、バースト=即横転のリスクがとても高いそうです。ネット上でも高速道路でキャブコンが横転している事故の写真が見つかります(恐ろしい)。

ダブルタイヤであれば後輪に合計4本タイヤがあるので、1本バーストしても取り敢えずそのまま走行して車を路肩に停車させられる可能性が高まります。安全のための進化なので、値段が高くなるのも致し方ないですね。

 

ということで、新型カムロードベースのZiL520に、これまで勉強した限りで必要と思うオプションを付けた見積もりを出していただきました。出てきた見積書が下の写真です。総額はとても恐ろしいものになっておりますので、敢えてここでは伏せておきます(なんでや)。

 




サブバッテリー・リチウム化問題 バンテック?ナッツ?アネックス?

センターエントランスを選択するということは、ナッツとアネックスも選択肢として残ります。

バンテックにこの2回目の訪問をしたのは2022年の11月で、この時点ではまだバンテックはリチウムイオン・サブバッテリーを導入していませんでした。この点がバンテックが他社より明らかに劣っている点ですが、バンテックもそろそろリチウム化するのでは?という噂もありました。営業担当の方にその辺りのことを聞いてみましたが「いや~~~技術部門も頑張って研究開発しているようなのですが」という曖昧なお答え。

リチウムイオンバッテリーと従来の鉛バッテリーではバッテリーの持ちが全然違うそうなので、バンテックがリチウムイオン未導入であることは、バンテック選択の大きな障害となってしまいます。ビルダーとしての信頼性はバンテックが一番では?と思っているので、とても難しい問題です。悩ましい。

続いて大阪府茨木市にあるアネックス直営店とナッツRV京都店を訪問します。

何でもいいから早く買って欲しいウメ(笑

 

レンタルキャンピングカーお試し旅(その3)・・・キャンピングカー購入決定!

レンタルキャンピングカーでの1泊お試し旅を終え、キャブコンの中でも問題なく眠れそうだと分かりましたので、購入することほぼ決定です。

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では最終的にどのビルダーがいいのでしょうか。レンタルキャンピングカーのお兄さんに「どこのビルダーがお勧めですか?」とストレートに尋ねてみました。

すると即答で「バンテックかナッツですね」とのお答え。


バンテックさんは車内の内装などが丁寧に作ってあって耐久性が高いとのご意見でした。古い中古車を比較すると一目瞭然らしいです。それに対してナッツさんはやはりバッテリーに強みがあります(この時は2022年9月で、バンテックさんはまだリチウムイオンバッテリー未採用)。

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今回はナッツさんのCREAをレンタルしたのですが、気になった点は以下です。

  1. リアベッドの2段目の跳ね上げができない
    2段ベッドの上の段の跳ね上げができれば1段目のベッドに腰かけて、着替えなどに使えるスペースが作れるようなのですが、これができません。私たちには不便そうです。

  2. マルチルームが殺風景
    バンテックさんのマルチルームは綺麗な内装(ちょっと過剰なぐらい)になっているのですが、それと比べると簡素すぎて少し殺風景な感じ。

  3. 外部収納にゴミを入れるのが不便
    デザイン性重視のため側面の外部収納がカギ付き2重扉になっています。カギを使って2つ扉を開かねばならず、旅行中に出たゴミの収納がやりにくかったです。バンテックさんのZiLの場合はゴミ入れとして使う前提の「カギ無し引き出し式収納」が後部に設置されているので、この点は大きな違いだと思います。

この辺りも加味して、ビルダーの比較、選定をしたいと思います。

はじめてのキャンピグカー旅で事故2回!

レンタルキャンピングカーお試し旅では夫はとても慎重に運転していたのですが、最後に事故(!)を起こしてしましました。

キャンピングカー返却場所に到着する直前、ガソリンスタンドを探して道に迷ってしまい、狭い住宅街に入り込んでしまいました。前方からトラックが来たので、左端に避けながら進もうとしたところ、左後部の上のほうからガリガリという大きな音が!

道の上にせり出したカーブミラーのひさしに車体側面を擦ってしまったようです。キャブコンは乗用車とは高さが全然違いますし、上部が横に張り出していますが、この辺りの感覚が掴めていなくて左に寄せすぎたようです。

キャブコン カーブミラーに擦った傷

カーブミラーに擦った傷


この傷の修理のためにキャンピングカーレンタル料と同じぐらいの金額を弁償することになってしまいました。とはいえ幸いケガもなく、軽い事故の経験で一つ勉強になったと前向きにとらえています。カーブミラーや看板など、道の上にせり出しているものにキャブコンを擦ってしまうのは、わりとよくある事故のようです。


もう一つの事故は車ではなくてウメポンの怪我。道の駅、越前おおの荒島の郷でトイレに行くために建物に入ったモモウメママを入口の自動ドア前で待っている時に、小さく「キャイン」と鳴き声を出して踏板の上から飛びのきました。

モモウメママを待つウメ

モモウメママを待つウメ

気が付くと右足先から大量出血しています。踏板の金属の溝に足先をひっかけてしまったようで、爪が1本根本から剥がれてしまいました(爪は踏板内から回収)。

コーギ犬ウメ大量出血

コーギ犬ウメ大量出血

慌てて車に戻って、ネットで対処法を調べながら止血処置。一時は心配しましたが、犬が爪を剥がしてしまう怪我はわりとよくあるそうで、ティッシュで押さてしばらくしたら止血は取り合えずできました。

負傷して爪のはがれたコーギー犬ウメ

負傷して爪のはがれたコーギー犬ウメ


本人は痛いはずなのですが、旅行が楽しくて仕方がないのか、翌朝には脚を引きずりながらも元気に散歩していました。

後ろ脚についている茶色袋はばい菌が入らないように応急措置で巻いた排泄物処理用ビニール袋です。


翌日は大野市内の動物病院「なかほ犬と猫の病院」さんに行って治療してもらいました。突然伺ったにもかかわらず先生はとても優しくて、丁寧に治療してくださいました。ありがとうございました!

なかほ犬と猫の病院

なかほ犬と猫の病院 福井県大野市


ということで、とにかく購入する決心がついたので、具体的にビルダーと車種の選定に入っていきたいと思います。



 

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キャンピングカー買ってから後悔しないために・・・レンタルキャンピングカーでお試し旅(その2)


キャンピグカーを買ってから後悔しないために。購入決断前のレンタル・キャンピングカーお試し旅の続きです。

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やっぱり乗ってみるとカムロードベースのキャブコンは大きい!

ナッツCREA

カノアさんのナッツCREA


最初はちゃんと運転できるのか心配でしたが、運転担当の夫によると、しばらく走っていると意外にすぐに慣れたそうです。車体の大きさの割に小回りもとても良いらしく、後でスペックを確認したら普段乗っているトヨタのノアよりもカムロードのほうが小回りが利くようです。

カノアさんでお借りしたナッツCREAの運転席周りには、カーナビ以外にモニターが2つ設置されていました。うち一つは車を上部から俯瞰した映像を合成して映すタイプのもの(製品名はサラウンドビュー、サラウンドアイ等)。これがあると駐車時や左折時の後方確認にとても役立つようです。夫によると、逆にこのモニターが無かったらどこにもぶつけずに運転する自信があまり持てないとのことで、キャブコンを自分達で買うとしたらオプションで購入すること必須になりそうです。

カノアさんのナッツCREA運転席

カノアさんのナッツCREA運転席

助手席の乗り心地は正直イマイチで、長く座っていると腰が少し痛くなりました。カムロードは何と言ってもトラックなので、走行中は道の凹凸に合わせて車体がバウンドする感触がダイレクトに伝わってきます。乗用車のような乗り心地は望めませんので、これはある程度仕方がないです。

ウメには運転席後部のセカンドシート上にキャリーケースを置いてそこに乗ってもらいました。振り返るとすぐそこにウメポンが見えるのは嬉しかったです。


居住室部分は最初に乗り込んだ時の第一印象は「思ったより広いな」というものでした。食事は道の駅で買ったお寿司を食べて、車内での調理はせずに済ませたのでキッチンの使い勝手などは不明。トイレは簡易型のポータブルタイプのカセットトイレだったので座り心地は普通のトイレより劣りましたが、特に問題なく使うことができました。

ナッツRV CREAの室内

ナッツRV CREAの室内のウメ


肝心のベットの寝心地ですが、この時は9月(2022年9月を振り返って書いています)でエアコンの温度設定がよくなかったのか、暑さで少し寝苦しく、熟睡することができませんでした。これはベッドの寝心地の問題ではなくて、温度管理の失敗です。私はリア(車体後方)のベッドで寝たのですが、それさえなければ普通に眠れるのではないかなという印象です。

就寝中、暑さのせいで私が何度も寝返りを打ってしまい、その度に車がかなり揺れたそうです。車前方のバンクベッドで寝ていた夫は私が寝返りをする度に目が覚めてしまったようです。

この「車が揺れる」問題は、他の方のブログなどを読んでいると「そのうち慣れてしまうから大丈夫」という方と、揺れ防止のための「防振ジャッキ」というものを使用している方とがいらっしゃるようです。

キャンピングカーで使われる防振ジャッキ

キャンピングカーで使われる防振ジャッキ

夫は最初はなんでこんなに車が度々揺れるのか分からなかったようです。外で突風が吹いているのか?と思ったぐらい強く揺れを感じていたようなので、防振ジャッキは必要そうです。逆に言うと温度設定を適切に行って、ジャッキを使えば2人とも問題なく眠れるよう思いました。


この時の旅先は福井県大野市。観光地としてあまり有名ではないのですが、山間の盆地にある景色は素晴らしく、「越前おおの荒島の郷」は全国的にも屈指の評価の高い道の駅だそうで、私たちもこれまで行った中で最も素晴らしいと感じた道の駅でした。

越前おおの 荒島の郷で買った晩御飯

越前おおの 荒島の郷で買った晩御飯


ということで、たった1日だけのレンタルキャンピングカー旅でしたが、旅先の大野が素晴らしかったこともあって、全般的にはとても楽しい旅でした。私たちにもキャンピングカー旅は楽しめそうで、買っても後悔することはなさそうだという確信が持てました。ということは、やっぱり買うことになるのかな?

キャンピングカーおっきいね☆彡